コンテスト参加作品

［巨大ロボがある風景］「Which are THE ORIGIN !?（どっちが「オリジン」だ？）」

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参加者さん: 緑郎・路花・詩馬・歌久（8歳・愛知県）
獲得点数: 95pt
使用した材料やキットなど: キット
EG　ガンダム　HG　ガンキャノン・ガンタンク
HG　ガンダム（ORIGIN）・ガンキャノン最初期型 (鉄騎兵中隊機)・ガンタンク初期型

ジオラマ土台
DAISOのA3コルクボード・紙粘土・木粉粘土・アクリル絵の具・造花コーナーのコケ
水で溶かした木工用ボンド、公園の砂をザルでサラサラにしたもの、家に余ってた発泡スチロール
がんばったこと・工夫したこと: ４兄弟合作で、初ジオラマ・初ウェザリングに挑戦しました！

みんなで「機動戦士ガンダム　THE ORIGIN」のアニメを全話、楽しく見て、キットを買って作りました。
「ORIGINってどういう意味？」
「元祖とか、そんな意味だよ」
「え、でも古いアニメのが元祖だよね？
じゃあ、本当の元祖（THE ORIGIN）はどっちなの？」

ということから考えた、プラモだからこそ！の「元祖vsORIGIN」対決ジオラマです。

まずジオラマにする舞台を考えました。
ガンタンクがいるから宇宙じゃなくて地上戦だよね、じゃあ地球に降りてからだよね、じゃあ、北アメリカの荒野にしよう。
ORIGINの機体はグレイカラーだから、同じ色になる岩場じゃなくて、茶色の、土の地面がいいんじゃない？
６体もいるから広くないといけないし、後ろのキットが見えないから段差を作ろう、などなど、工夫をしました。

土台は、発泡スチロールをノコギリで切って、ボンドでコルクボードに貼り、粘土で地面を作り、ガンタンクのキャタピラ跡はここでつけました。
乾いた後、アクリル絵の具で４色くらい重ね塗りし、粘土が乾いて縮み、割れてしまったところを利用して、草を爪楊枝で埋め込み、水で溶かしたボンドで固定しました。
公園の砂をザルで細かくして、ボンド水を塗ってから振りかけて仕上げました。みんなで手分けしてやりました。

６体のプラモは、作った人によって、それぞれゲート処理などの上手さがかなり違いますが、そういうことを見る人にあまり感じさせないよう、ウェザリングを頑張りました。
エアブラシでつや消ししたあと、Mr.ウェザリングカラーを、何色か、塗り重ねました。

ただ汚すだけでなく、それぞれの機体が、どう汚れるか？を考えました。
みんな、ウェザリングは初めてだったので、この工程が一番楽しかったです！

土ぼこりが舞う中だから、全体を砂や土っぽい色でウェザリングしつつも、真ん中で主役を張るガンダムは白が強調されるよう軽めの汚しにしました。（でも足や下半身は濃い目に汚れています）

逆に、キャタピラが土や泥を激しく巻き上げるガンタンクは、ハードな汚しかたで、特にキャタピラのあたりは濃い目に汚れています。キャタピラ跡も、リアルになるように心がけました。
ガンキャノンも、腹ばいになってキャノンを撃つため、腹部分など、表側がしっかり汚れています。

ポーズは、岩場でバッタリ出会ってしまった設定で、ガンダムはビームサーベルで交戦、ガンタンクはガンダム後衛で構え、ガンキャノンは距離があるので、お互いをライフルで狙った構えとなっています。
どの機体もよく見えて、かつ個性が出るポーズをみんなで考えました。

カッコ良くできて、とっても嬉しいし、コロナで出かけられなかったけど、みんなで作ったのが、楽しかったです！
保護者の方から応援メッセージ: 男子４兄弟（11歳・9歳・6歳・4歳）の合作です。（応募年齢は平均年齢にしました）

とにかく、ひとりひとりの集中力が、年齢によってみんな異なるため、なかなかまとまった製作時間がとれず、けっこう長期にわたって製作した作品です。
完成してよかった…間に合ってよかった笑
アドバイスと、少し協力はしましたが、多くのところはこどもたちで頑張りました。
（実物より、写真で撮ると、ウェザリングがあっさりめに見えるのが、不思議でした）

一応、作品解説もみんなで考えたので、応援代わりに載せておきます！長くなってすみません！

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宇宙世紀0079年。
地球降下の際、シャアの攻撃により大気圏突入の軌道を変えられ、予定外に北アメリカ大陸に着陸してしまったホワイトベース隊。

その予定外の大気圏突入は、「次元のねじれ」という「もうひとつの予定外」を生んでしまった。

近隣の偵察のため出撃したガンダム・ガンキャノン・ガンタンクの３体は、岩場を回りこんだ際、あろうことか、自分たちそっくりのＭＳ３体に遭遇する。
「これは…ガンダム？そんな…ガンキャノン、ガンタンクもいるぞ！」

お互いに、大気圏を突破し、地球に降りたばかり。
パラレルワールドとして存在していたはずの２種類の「Ｖ作戦モビルスーツ」が出会ってしまったのだ。

あり得るはずのない「正体不明機」に出会ってしまった動揺から、交戦を始める６体のモビルスーツ…

「どっちが本物（THE ORIGIN）なんだ！？」

戦いの結末やいかに…！

特別審査員の方からのコメント

秋友克也さん	同じ名前でバージョンの違うキットがいくつも売られているのがガンプラのおもしろいところですが、ファースト組とORIGIN組が本物の座を巡って争うという発想は素晴らしい！初挑戦というウェザリングも重量感があっていいですね。
伊藤霊一さん	最初のTVアニメ版と、ジ・オリジン版のガンダム達が激突するという、大人では考えつかない発想が楽しい作品です。真ん中でガンダム同士が剣を交えているので、ひと目で対決とわかる構図になっています。たんなるアイディアだけにとどまらず、各ガンプラも非常にしっかり作られており、ウェザリングも決まっていますよ。ベースも高低差をつけるなど工夫されており、とてもいいですね。写真が少し暗いのが残念！
裏花さん	リアイティ溢れる地上戦の様子を、この舞台にしっかりと再現できていますね！ウェザリングもばっちり決まっていて、キャタピラ跡も凝っていてカッコいいです。年齢が幅広い兄弟で、ひとつの作品を作り上げたことが素晴らしいと思います！
岡秀樹／おかひできさん	兄弟4人で力を合わせて素晴らしいものを作り上げたね！このジオラマづくり、みんなの大切な想い出になったね。完成おめでとう！ガンタンク初期型のウエザリングがかっこいい。二機のガンタンクが地面に刻み付けたキャタピラ痕の表現もお見事です！ 4人のお子さんの気分をコントロールして完成に導いた保護者様のご苦労（ブライト艦長みたいですね）おつかれさまでした！