コンテスト参加作品

［暮らしの風景］てんとう虫カフェ

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参加者さん: ジェーン（12歳・滋賀県）
獲得点数: 175pt
使用した材料やキットなど: スバル３６０デラックス（ハセガワ）
ジェリカンセット（タミヤ）
木材、砂、草、刷毛、紙創りのバラ、カルパネ、紙粘土
がんばったこと・工夫したこと: 初めてサビの塗装をしました。スバル３６０はかわいいのでカフェと合わせたらいい感じになるかなと思い、車好きのオーナーという設定で作りました。カフェは外壁の一部とテラス席を木材で作りましたが、木材の加工が大変で何度も作り直しました。そのままだと寂しかったのでジェリカンセットを使って賑やかにしました。草も色々な種類を使って、自然な秋の感じにしました。
保護者の方から応援メッセージ: 模型の本を読むうちにサビた感じを作ってみたくなったのだと思います。本を参考にしてサビ塗装やパンクしたタイヤなど、こまごまとしたものを一生懸命作っていました。車のみならずドラム缶などのサビた感じやカフェの外壁の傷んだ塗装の感じなど、手持ちの材料をフル活用して表現していました。少し寂しげな秋の雰囲気に仕上がったと思います。

特別審査員の方からのコメント

秋友克也さん	たいへん高いレベルでよくまとまった作品です。参考にした本の記事もよかったのでしょうけれど、そのエッセンスを抽出して自分の作業に反映させる能力が素晴らしい。廃車のサビ表現は全体を見通したコントロールが大事ですが、これはメリハリが利いていてステキですね！
伊藤霊一さん	車の塗装の剥がれやサビ、木のエイジングなど、ウェザリングがとても上手です。ベースも木材を利用して、ナチュラルな雰囲気を出しているのがいいですね。階段で徐々に地面が高くなっていくのも、視線をうまく誘導しています。全体的に枯れた秋の雰囲気の中に、あざやかな鉢植えの花を置くことで、このカフェが営業中なんだなということを、感じさせる演出がニクいですよ。
裏花さん	哀愁の漂う良い作品ですね！世界観がきちんと出ていて素敵だと思います。スバル360もとても可愛いですし、何年も放置されているかのような雰囲気が良いですね。全体的な配置の仕方もバランスが取れています！
岡秀樹／おかひできさん	渋いなあ（笑）アイテムのチョイス、古びたものの表現、自然なたたずまいの草花。この場に流れている音までが聴こえてきそうな、寂しさに満たされた臨場感。なにからなにまで渋い！ 12歳かあ。ジェーンさん凄いね。お父さんがどういう方なのかも気になります。眼福でした。
ホビージャパン編集部さん	12歳とは思えない表現力とテクニック。錆びた感じはもちろん、スバル360以外のベース、小物類の仕上げも大人顔負けのクオリティです。